こんにちは。
オーシャンライフです!
海のアクティビティとして根強い人気を誇るダイビング。
その一方で、
「ダイビングって、危険はないの?」
と不安を抱えている方も多いのではないでしょうか?
確かに、自然を相手にするだけあり、100%安全とは言えないのは事実です。
しかし、注意すべきポイントを知っているだけでも、ダイビングの安全性はかなり変わるもの。
そこで今回は、初心者こそ知っておきたい「ダイビングでやってはいけない行動」についてご紹介していきます。
ダイビングでやってはいけない3つの行動
今回は、ダイビングでやってはいけない行動を3つご紹介します。
1,急浮上する
2,息を止めたまま浮上する
3,体調不良を隠す
それぞれ詳しく解説しましょう。
急浮上する
ダイビングに慣れないうちは、何かの拍子にパニックになり、急浮上してしまうことがあります。
実はこれ、深刻な後遺症を負いかねない危険な行動なのです。
水の中と外では、体にかかる気圧の強さが違います。
深く潜れば潜るほど気圧は高くなり、体への負荷も強くなっていきます。
水によって体が締め付けられているとイメージしてもらうと、分かりやすいですね。
締め付けが強い=気圧が高い状態から、急激に気圧が低くなることで、体の中に不活性ガスが発生します。
そのガスが血管などに詰まることによって、「減圧症」と言う症状が引き起こされるのです。
主な症状は
・頭痛
・胸の痛み
・筋肉や関節の痛み
などですが、重症となると深刻な後遺症が残る場合も。
ダイビング中の急浮上は絶対にしないようにしましょう。
息を止めたまま浮上する
初心者のうちは、水中で息をすること慣れず、つい息を止めてしまうことがあります。
その状態で浮上をすると、「肺の過膨張障害」と言う恐ろしい症状を発症する恐れがあります。
先ほど、気圧が高い=体への締め付けが強いとご説明しましたね。
つまり、肺にかかる圧力も強くなり、水中ではしぼんだ風船のように、肺の中の空気も少なくなっています。
その状態のまま浮上すると、肺への圧力が一気に弱まり、風船に空気をいれるように、肺も膨らんでしまうのです。
過度に膨らみすぎると、最悪の場合肺が破裂することも。
対策としては、息を止めたまま浮上しないことと、無理な水深まで行かないことが挙げられます。
体調不良を隠す
「周りに迷惑をかけたくないから」
「そんなに大したことはないから」
このような理由で、体調不良を隠すのは絶対にやめましょう。
ダイビングでは、酸素ボンベに含まれる窒素が原因で、「窒素酔い」と言う症状が出ることがあります。
お酒に酔った状態に似ており、人によっては気持ち悪くなることも。
お酒で酩酊した時のように、判断力の低下を引き起こし、急浮上などの危険な行動をとってしまう場合もあるのです。
体調不良が窒素酔いのサインとなることもあるので、放置せずにすぐに水深の浅い場所に移動しましょう。
ダイビングの”危険”を避けるために大切なこと
「ダイビングって、思ったより怖いものなんだ…」
そう不安に感じた方もいるかもしれません。
しかし、ダイビングで起きる危険は、無茶な潜り方をしなければ避けられるものばかりです。
きちんとインストラクターの指示に従って、安全にダイビングを楽しんでくださいね。